人生は『点』ではなく『線』である

とある芸術家の友達が言った言葉

「人生とは、『死』という終わりが来るまで、自分のキャンパスに絵を描き続けるようなもの」

 

今の社会を生きていると、「結果」ばかりを求められるような気がする。

「結果」が伴わなければ、その時間は失敗だ、と言わんばかりに。

 

その逆に、一度でも失敗や間違ったことをしてしまうと、もうその人は「終わった」と扱われる。

 

 

しかし僕は、人生は「点」ではなく、「線」であると思う。

 

 

人はみんな自分のキャンパスに自分なりの絵を描きたいと思って生きているのではないか?

 

でも絵画は点では描けない。

しっかりと繋がった、太い、細い、長い、短い、様々な線で描かれていくものだと思う。

 

 

『死』を迎えた時、自分の描いた絵画を見てみる。

 

そのキャンパスに所々に点々が打ってあるのと、

力強い、でもどこか迷いのある、あなたにしか書けない繊細な線が何重にも重なる美しい作品があるのと、どちらがあなたを感動させるだろうか?

 

「今」を全力で生きよう。

転んで手がぶれてもいい。迷って線が細くなってもいい。不安で色に悩んでもいい。

他の人があなたの書く絵に文句を言う権利なんてない。

 

最後に出来上がるその綺麗なキャンパスを見るのは、あなた自身だから。