東京オリンピックって、大丈夫なの??
リオオリンピックが終わり、
閉会式では東京オリンピックへ向けたプレゼンテーションが盛り上がった。
あのプレゼンテーションに関しても賛否両論あるが、
僕はまずそもそも東京オリンピックなんて開催して本当に大丈夫なのか??と疑問に思う。
その理由を、放射能問題に焦点を当てて考えていきたい。
2013年9月、安倍総理のブエノスアイレスでのオリンピック招致プレゼンテーションの後、福島第一原発の汚染水問題をいかに解決するのかと聞かれ、総理はこう答えた。
「私は皆さんにお約束します、状況はコントロールされております、汚染水による影響は第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内の中で完全にブロックされています。」
これが真っ赤な嘘であることは、もうすでにはっきりしている。
港湾内は、一日で47.3%、八日間で99%、港湾内と港湾外が入れ替わる。当然、潮の満ち引き、潮の流れもある。
また当時、その汚染された水がどうやって海に流れているか、汚染度はどれぐらいかを東電が調べた。
結果、ストロンチウム90だけで一リットル当たり500万ベクレルと発表された。
国が法令で定めた原発から放出される水の放射性物質の濃度の限度、つまり告示濃度限度は、ストロンチウム90では1リットル当たり30ベクレル。
1リットル当たり500万ベクレルということは、国が法令で定めた告示濃度限度と比べると16万6666倍の汚染である。
出典:
http://matome.naver.jp/odai/2131829810240813801
東京オリンピックの招致の際、政府、委員会などは、
「東京は福島から250キロメートル離れており、影響が出るとは考えられない」
と何度も発言していたが、それを裏付ける証拠は存在しない。
2011年の3月から5月までのセシウムの降下量だけで考えても、新宿の観測点では放射性セシウムが一平方メートル当たり1万7318ベクレル降下している。
特にコンクリートで覆われている東京では、放射能が地下へ流れることなく地上に残るため、被曝量がさらに上がりやすくなる可能性は高い。
また近畿大学山崎秀夫教授の調査によると、江戸川の河口は1キロ当たり872ベクレル、河口から8キロでは1623ベクレル、東京湾の海底土の汚染は原発20キロ圏内と同等だと発表されている。
何を持って「安全」であると、「コントロールされている」と言っているのだろうか?
以上のことからもわかるように、
今では福島だけではなく、東日本全体が重大な放射能汚染状態にあることはほぼ間違いないことであると思う。
そんな中、東京オリンピックなど開催している場合なのだろうか?
日本は今本当にたくさんの問題を抱えている。
オリンピックに国の財産を使っている余裕などどこにもないと、僕は常々思う。
キラキラしたあの盛り上がりにばかりに目を向けていてはいけない。
これは今後日本の国際社会上の立場に大きく関係することだと思う。
日本人全てに大きく影響することである。
日本は、今すぐにでもオリンピック開催権を返上するべきだ。
参考:永田町茶番劇場 Vol.1 〜2016.5.31内閣委「2020年 東京オリ・パラ特措法一部改正案」