「天皇生前退位」と「憲法改正」との関係とは?

天皇の生前退位の意志表明が報道された。

僕が見ている情報の中では、これが「憲法改正の阻止」と繋がっているという話をよくみかける。当然テレビでは報道されていない情報だが、自分なりに検討してみたいと思う。

 

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【安倍政権(日本会議など)の思惑=大日本帝国憲法の復活】

大日本帝国憲法では、天皇は神とされる。つまり生前退位など当然許されない。

もし生前退位などを可能にしてしまえば、天皇はただの役職になってしまうからだ。 

日本国憲法大日本帝国憲法比較http://tamutamu2011.kuronowish.com/kennpoujyoubunnhikaku.htm

 

しかしここで矛盾が生じる。

大日本帝国憲法で【天皇=神】という図式が成り立つならば、天皇の意向は全て聞き入れる必要がある。

 

また、皇室のことについては皇室典範という法律で定められている。

「生前退位は可能なのか?」というこの法律に関わる議論には、およそ1~2年かかると言われている。

そうなれば、衆議院選挙がきてしまい安倍政権下での改憲は難しくなるかもしれない。

 

天皇護憲派で有名だそうだ。2013年にはこのような発言をされている。

「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」

 

おすすめサイト:

lite-ra.com

 

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天皇陛下の真意を直接知ることはできない。しかしこれらの情報からもわかるように、改憲勢力にとっては非常に都合の悪い出来事であることには間違いないようだ。

 

平和な世界を作る、という観点から考えると僕は天皇のご意向を尊重したい。

しかし最終的には全ての人が同じ人として平等に生きられる日を追求するべきだろう。